門をくぐると、そこは別世界。海外リゾートのような空間が広がるF様邸。癒しのひとときへと誘うのは、南国のムードに満たされたドライガーデン。モダンな建物とスタイリッシュな植栽が心地よく調和した洗練のお住まいです。

自宅の新築にあたり、インターネットで“鹿児島”“ガーデニング”と検索したところ、1ページ目に表示されたのがsoenさんでした。ホームページを見てみると、とてもいい写真が掲載されていて、私たちがイメージしていた雰囲気にぴったりだったんです。

早速、ホームページから問い合わせてみると、すぐにお返事をいただいて、現場を見に来てくださいました。ちょうど建物が完成する2ヵ月ほど前のタイミングで、まだ外壁も内装もできていない状態だったのですが、そこから打ち合わせを始めました。

ファサードと中庭のシンボルツリーは、いくつか候補をあげていただいた中から、ファサードにはオリーブ、中庭にはカツラの木を選びました。空間や部屋ごとにどのくらいの大きさの木が合うというアドバイスをしてくださったのもありがたかったです。

この坪庭の下は普通の樹脂でコーティングされたベランダで、直接土を盛って植物を植えることはできなかったんです。そこで、プランターのような土台を作って、その上に砂利を敷いていただいたんですよ。そんなふうにはまったく見えませんし、とても自然ですよね。

当初、水やりをどうするかという課題がありましたが、自動散水機を付けていただいて、1日2回、自動で水やりされます。お手入れのことまでしっかり考えて提案していただけたのもよかったです。和の雰囲気がありつつ、モダンで、リビングから見ても感じがいいので、とても気に入っています。

親切丁寧で、フットワークが軽く、仕上がりもイメージ通りで大満足です。メールでの打ち合わせや電話での問い合わせにもタイムリーに対応してくださるので、安心してお任せできました。

実はsoenさんを知る前に他の造園屋さんを紹介していただいたのですが、なかなかピンとくるところに出会えなかったんです。山下さんはとてもセンスがよくて、私たちと同年代というのもよかったです。

建物の設計をお願いした東京の建築事務所の方も「ここまでのガーデニングはなかなかないですよ」と高く評価されていました。今後も少しずつ緑を増やしていきたいと考えているので、末永くお付き合いを続けていきたいです。

ファサードはF様ご夫妻のイメージをふくらませたドライガーデンです。シンボルツリーはオリーブのミッション、門から玄関にかけての植栽は多肉系植物やリュウゼツランなどでリゾート感を表現しました。屋外では南国の花が育ちにくいので、寒くても耐えられる植物の中から、タヒチの花に似ているものを選びました。

2階の和室の坪庭は、ベランダの上にプランターを作り、あたかも地植えのような植栽を実現しました。また、坪庭とシンボルツリーの足元には琉球石灰岩を入れて、土を見せず、明るい雰囲気に仕上げています。

中庭のカツラ、坪庭のイロハモミジは落葉樹で、四季折々の景色を楽しめるのもポイントです。