南九州市頴娃町。緑の濃い山々や茶畑が広がる風景に包まれるようにY様邸はあります。薪ストーブの煙突が印象的な平屋に広々とした芝生の庭。家族の笑い声が聞こえてきそうなお住まいです。

もともと夫婦で古民家や町家のような雰囲気が好きで、「こういう暮らしがしたい」というイメージがはっきりしていました。お庭も絶対にこだわりたくて、インターネットで検索して見つけたのがsoenさんでした。

お庭の事例はもちろんですが、ロゴマークからホームページのデザインまで、私たちの好みにぴったり。soenさんとなら思い描いている庭づくりができると感じました。

おしゃれな庭であることはもちろんですが、私たちの一番の希望は、夜にライトアップしたお庭を楽しみながらくつろぎの時間を過ごしたい、ということでした。そのため、お庭に面した和室、リビング、子ども部屋から、それぞれの雰囲気に合った緑が見えるような植栽をオーダー。どんな木が好みか、どんな雰囲気にしたいか、イメージを伝えながら形にしてもらいました。

和室から見えるお庭は、赤く色づく紅葉を中心にしっとりとした和の雰囲気に。シンボルツリーのシマトネリコは常緑樹なので、リビングとキッチンから常に鮮やかな緑が見えて癒やされます。子ども部屋から見えるエゴノキは春には白い花をつけてくれますし、夏にはブルーベリーも収穫したんですよ。お庭が完成してから一年ですが、四季それぞれの楽しみがありました。

実際に植えた木は、soenさんと植木市場に出向き、一緒に選ばせてもらいました。実物を見るとイメージしやすくて、私たちのお庭を思い浮かべながらぴったりの木を選ぶことができました。まさかそこまでやってもらえるとは思ってもいませんでしたが、あれこれ考えながら選ぶのは本当に楽しく、一番の思い出です。

アプローチには、家づくりで余った素材を使ってもらいました。持ち込みの材料にも快く対応してもらえてありがたかったです。型枠をつくる時には、実際に歩いてみて足の大きさや歩幅を測り配置を細かく調整したりと、私たち仕様になっています。

よく「こんなに緑に囲まれているんだからお庭はいらないんじゃない？管理も大変でしょう？」と言われますが、やっぱり自分たちでこだわって作ったお庭ですから、全然違いますね。ちゃんと管理できるかなという不安もあったのですが、実際は出来上がったお庭があまりにも素敵だったので、「このきれいな姿をずっとキープしたい！」という気持ちのほうが大きくて、ついつい毎日庭いじりをしてしまうんです。

毎日の作業は出入りのついでに目についた雑草を抜いたり水やりしたりという程度。芝刈りも、子どもたちと一緒に自分たちでやっています。下草に自分好みの植物を植えたり板塀を設けたり、少しずつ手を加えて、より私たちらしいお庭になってきたかなと思っています。

山下さんは丁寧に話を聞いてくださり、とても話しやすくて、予算も含めいろいろ相談させてもらいました。図面も何度も書き直してくれて、そのたびに理想のお庭が見えてきてワクワクしたのを覚えています。

一年経って、次はここをこうしたいな、という希望もいくつかあるので、soenさんと一緒にこれからもお庭づくりを楽しんでいきたいです。

Y様ご夫妻は、実現したいライフスタイルがはっきりしていたので、ご予算も含めてご要望を汲み取りながらゴールに近づけていくお庭づくりでした。

お二人のお好きな落葉樹と常緑のシマトネリコや下草を組み合わせ、一年中楽しめるお庭に。植栽はまとめずに点在させることで、植栽のまわりもふくめてお子様が広い芝生を自由に走り回れるように設計しました。その分、正面だけでなく360度どこから見ても絵になる枝ぶりの木を選定しています。

剪定のため1年ぶりにお伺いしたら、下草が華やかになっていたりとお庭が成長していてびっくり！芝生もきれいに刈られて雑草の1本も見当たらず…愛情を込めてこまめにお手入れしてくださっているのが伝わりました。ちょっと芝が薄くなっている部分があるのは、お子様たちがよくお庭で遊んでくれている証拠。ご家族に愛されているお庭の様子を見ることができて、とてもうれしかったです。

《施工箇所》
・玄関アプローチ
・高木植栽
・低木植栽
・芝生張り
・下草
・照明計画・設置
・砂利敷